真説 忘れな草

その女には新しい恋人ができた。
そこで今までの彼が邪魔になった。
一計を案じ、危険な谷川に咲く花を取ってきてほしいと彼に頼んだ。
彼はその花を取り、彼女に渡したが足を滑らせて、谷に落ちてしまった。

その時彼が見たのは彼女のほくそ笑む顔。
一瞬にしてすべてを理解した彼。
谷底に落ちながら彼女に叫んだ。

イメージ 1


おのれ~ 覚えておれ~
たとえこの身は滅びても、魂魄この世にとどまりて
恨みはらさでおくべきか~
七代までも祟ってやる~ やる~ やる~ やる~ やる~

ちょっと早めの怪談仕立てにしてみましたが、ボツでいいです。